BOOKSTORE CLERK 2024-06-13 AUDIOBOOK 狐の渡 【日本近代文学名作選⑫】 狐の渡 著者 土田耕平朗読 長尾奈奈再生時間 0:04:00販売開始日 2024/6/26 内容紹介 土田耕平(明治28年− 昭和15年)による童話『狐の渡』「むかし、一人の旅人が、科野の国に旅して、野路を踏みたがへ、犀川べりへ出ました。むかうへ渡りたいと思ひましたが、あたりに橋もなし、渡も見えず、困つてをりますと、「もうし、旅のお人。」 といふ声がします。見ると、いつどこからとも知らず、一人のうつくしい顔した子どもが舟をこぎよせてゐるのでした。「渡しのコン助といふものだが渡しの御用はないかな。」 といひますので、「御用は大有りだ。早くわたしてくれ。」 と旅人は舟にとび乗りますと、子どもは艪をたくみにあやつってむかう岸へつきました。舟をおりようとして、旅人がひよいと見ますと、へさきに立つてゐる子どもの尻べたから、長い尻尾が垂れてゐました。」―― 配信サイト 聴き方、販売価格、購入方法、決済方法などは、各配信サイトにてご確認ください。 企画/制作 声の書店協力 株式会社 仕事